5人で綴る物語
PROFILE第一章はじめに
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第一章|2005/12/01(Thu)  (トラ0 / コメ0)
ひどい頭痛でもう一度ぐにゃりと視界がゆがむ。どこだろう。ボブはいなかった。

夜風がひんやりと薄着の首元をくすぐる。
冷たいアスファルトがやけに心地よくて、見知らぬ商店街のはしっこで、私は小さくなってもう一度目を閉じる。

そういえば店におきっぱなしのコートの中に、よーこがくれたお守りが入ってたな。
おとといから、部屋のバオバブに水あげてないや。
今月のカードの明細、どこに置いたっけ。。。

こんな時だからそんなことしか頭に浮かばず、止めようと思ってもなかなか思考は止まってくれやしない。ふいにさっき見た、ボブの手元が頭に浮かぶ。
『あー音楽聴きたい』
誰でもいい。何でもいい。私がもうやだって泣いても叫んでも逆らえないくらい大きな力で、私を飲み込んで欲しかった。その力は別に見えても見えなくてもなんでもよかった。誰でも良かったし、あの人でも良かった。あの人が良かった。

涙みたいなもんが、ただただ流れるのを頬で感じる。

昨日のテレビで誰かが言ってたっけ。
『人は、会うべき時に会うべき人に会う。』って。必要な人に、必要な時期に会うようになっている、って。私は昨日、必要としていたものに会ったのだろうか。。。

口の中が乾いて仕方ない。
ゆっくり目を開くと、ピンヒールの細い足首がこちらを向いて立っていた。

by ふぃびー


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